読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

欺瞞飛行

giman hikou ――本やゲーム、その他よくわからないブログ

311直後と熊本地震直後のホットエントリを比べてみた

メモ

enter101.hatenablog.com

上記記事を読んで。確かに今回の地震では、デマ批判、政治政党批判、ボランティア批判、マスコミ批判など、批判ばかりが目立つ気はする。

東日本大震災のころはどうだったろうと思い、東日本大震災直後と、今回の熊本地震直後のはてなブックマークのホットエントリを調べて比べてみる。

はてなの毎日のホットエントリはすべて保存されていて、簡単に過去の日付のホットエントリを参照することができる。

例:はてなブックマークがリリースされた日のホットエントリ
http://b.hatena.ne.jp/hotentry/20050210

URLの末尾8ケタの数字を見たい日に変えれば、その日のホットエントリを参照できる。
ただしデザインはすべてはてなリニューアル後のものになる。


まずは311直後である。

2011年3月12日~ 東日本大震災直後のホットエントリ

ホットエントリは前日のエントリが上がってくることが多いため、地震が発生した3月11日当日のホットエントリは地震関連のものは少ない。
震災関連一色になるのは翌日12日からである。

はてなブックマーク - 人気エントリー - 2011年3月12日

f:id:barbieri:20160423232754p:plain

以下、12日、13日にホットエントリ入りした主要なページについてみていく。
(リンク埋め込みできないページはブックマークページにリンクさせているので、表示のブクマ数は少なくなっている)

■震災直後、ダントツのブクマをあつめたのは震災の状況を伝える衝撃的写真を多数掲載したイギリスのニュースサイト。
www.dailymail.co.uk



■上記と同様に多数の写真を掲載したアメリカのニュースサイト。
www.boston.com



ツイッターなどで発信された地震対策を誰かがまとめてくれたもの。
b.hatena.ne.jp



■グーグル先生が自ら開設した震災情報特設サイト。
b.hatena.ne.jp



■震災の影響をうけた関東人のためのすごしかた指南。
next49.hatenadiary.jp



■日本がんばれ系のコンテンツがたくさんつくられた(リンク切れ)。
news4vip.livedoor.biz



■こちらは感動系(リンク切れ)。こちらも多かった。お涙ちょうだいが批判されることも。
b.hatena.ne.jp



■異彩を放つボーガスニュース。さすがである。
bogusne.ws


ホットエントリが震災一色の状況はしばらく続き、やがて原発関連やデマ批判、マスコミ批判なども増えてくるようになる。



次は、熊本地震

2016年4月15日~ 熊本地震直後のホットエントリ

311同様、震災関連が本格的にホットエントリ入りするのは翌日からである。

はてなブックマーク - 人気エントリー - 2016年4月15日

f:id:barbieri:20160423222527p:plain

が、地震翌日でも、トップからして地震関係ではない。
14日と同程度の地震が起こった16日も同様。17日に至っては合コン話術がダントツで1位になっている始末である。

以下、4月15日、16日にホットエントリ入りしていた震災関連ページをみていく。



■震災直後に一番ブクマをあつめたのがこれ。民進党の対応を皆で批判。
matome.naver.jp



■悪質なデマを流す人間を皆で批判。
togetter.com



地震の状況を伝えるNHKニュース(リンク切れ)。
b.hatena.ne.jp



■熊本の活断層について言及されたサイトが発掘された。
b.hatena.ne.jp



■あれは本震ではない余震だ、で皆が衝撃を受けた。
b.hatena.ne.jp



■安倍批判と安倍批判批判。
mainichi.jp



■衝撃的なマンション画像が話題に。
blog.livedoor.jp



■日本の歴史すげー的なやつ。後で「実は違いました」となるのもお約束。
togetter.com


あとは回線無料開放で名を上げようとして失敗したLINEが叩かれたり、震災報道をめぐってマスコミが叩かれたりしている。



まとめ

たしかに今回の熊本地震の場合、皆の反応はこまかい批判ばかりに見える。

が、この差は単に災害規模の差だろう。未曾有の大災害で日本全域(特に東日本)が大きな影響を受け、多くの人間が切羽詰まっていた311とは違い、熊本地震は被害を受けた人が少ない。多くの人は精神的にはともかく生活としては平常運転なので、こまかいところにも目が向くのだろう。

それよりも、311時のホットエントリを見返していて、地震が発生してすぐに地震対策や情報共有のサイトや励ましの言葉を届けるサイトがいくつも作られ、上がってきている光景はまさに集合知の結晶であり、やっぱり人間捨てたもんじゃないな、と改めて思った。