DwarfFortressで巨大ダムを作ろう!〈8〉
ダム要塞「Pagecrows」142年夏~143年春
取水口拡張
注水開始……したはいいものの、水が少なすぎてこの巨大ダムを満たすにはめちゃめちゃ時間がかかりそうだ。わかってはいたけれど。
そこでせめてもの足しにと、一旦中止して取水口を2倍の幅に拡張する。
そしてあらためて注水。ほんの少し速度はマシになった。
一番底にある廃村が水に沈んでいく。さようならおらが村。
そしてドワーフ3名が死んでいる。
注水中のダムに入り、流されて溺死したのである。
ドワーフは水位1~3の場所ならば普通に通ろうとする。しかし水流があると、たまに足を取られて流されてしまう。そうして足を滑らせ深みにハマってしまい、抜け出せなくて溺れ死ぬのである。三人連続でまったく同じように死にに来た光景が間抜けすぎてあきれ返ってしまった。まあこちらの管理責任なんだけど…。
彼らは取水口拡張時に掘って出た石を取りに行こうとしており、ダム内を通るのが最短距離だったようで、放っておくとさらにどんどん他の人がダムを通り、死んでいきそうな気配だった。
なのでd-b-fで石をまとめてforbid指定。これでもう誰も取りに行かず、死ぬことはないはず。
泳ぐドワーフ
一段落して、ふと見ると。
注水中のダム湖の真ん中にドワーフがいる。
え? なんだこいつ? ドワーフって泳げないんじゃないの???
ゴーストか? バグか? とビクビクしながらしばらく見ていると、普通に移動して要塞に帰っていった。
どうもバグではなく、彼は普通にswimスキルを持っており、泳げるらしい。
ドワーフ管理の外部ツール「DwarfTherapist」で確認してみると、
軍人を中心にswimスキルlegendaryがずらり。
普通はスキル0で、ドワーフは水に入らないのでDFモードではめったに上げられないスキルなのに……。
実は要塞のエントランスにある軍の駐屯/訓練エリアには、Grateで下を通れるようになっている滝があり、
ここの滝に当たることでswimスキルが鍛えられたのかもしれない。わからないので要検証である。
男爵領へ
この要塞の本国からのキャラバンについてきた使者から、このPagecrowsを正式な王国都市として認定したいが受け入れるか、との打診が入る。
受け入れると、「市民の中からBaron(男爵)を任命せよ」ということなので適当に選んで任命。
女性を任命したのでbaroness(女男爵〈?〉)が誕生し、晴れてPagecrowsはドワーフ文明「The Rags of Harminzing」麾下の男爵領となった。
ここから要塞の規模に応じてcount(伯爵)、duke(公爵)、最後にはmonarch(君主、kingとqueen)と貴族が増え、ランクが上がり、最終的には王国の首都になるのだが、
すでにこの要塞はとっくの昔にmonarchが来る条件をクリアしている。
offering(本国への貢物)の価値は条件5000に対し現在30000
architecture wealth(建築物の価値)の値は条件15000に対し現在40万
打診が遅すぎるよ。
暇
暇すぎたので無駄に建物を作ったり道路を作ったり。
管理棟の最上階をwindmill(風車}で埋め尽くしてみたり。
動力としてmillstone(粉ひき機)につながっているのは一つだけで、あとは無駄に回っているだけのダミーである。
最上階の食堂は誰もこないので取り壊し、アーティファクトのcoffin(棺)を設置して貴族の墓にした。
ダム穴作動!
「ダム穴」の位置まで水がたまったので、放水テスト。
DFには録画機能が付いている(;ボタンで録画メニュー)ので、それを使って録画してアップしてみたのが↓。
damhole by Barbieri
(画面が細長いのは、こちらで使用しているtilesetが動画が反映されず、デフォルトのものになっているため)
うん。ダム穴。グラフィックを脳内補完すればまさに↓のような感じに違いない。満足。
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長くなったので続く。次が本当の最終回。
今回はMapArchiveナシです。